自宅開業のデメリット

次に、行政書士事務所を自宅で開業することのデメリットについて、見ていきましょう。

これまで、自宅兼事務所のメリットを述べてきましたが、自宅開業には、デメリットもあります。まず第一のデメリットは、仕事とプライベートの区別がつかなくなりがちであることです。

自宅内でも、仕事の時間はワイシャツに着替えたりするなどして、仕事とプライベートをきちんと分離できる性格の人はよいのですが、それができない人も数多くいます。そうした人は、仕事をする時間でも、プライベート用のジャージなどを着て、だらだらと過ごしてしまいがちになります。当然、仕事に集中もできず、営業にも身が入らず、その結果、仕事もろくに入ってこないという状況のまま、廃業してしまう人もいます。

第二のデメリットは、対外的な信用面にあります。自宅で開業する場合、外部の人に、「開業して仕事をしている」という状況がアピールしづらいのです。来客があっても、自宅の居間にとおすことになり、顧客に「この人、開業したと言ってるけど、本当に仕事してるのかな?」と思われてしまう懸念もあります。行政書士のような仕事は信用が大切なので、このデメリットは大きなものなのです。

また、自宅開業の場合、自宅のプライベート電話と事務所の電話が同じ回線だったりすると、顧客からの電話に、小さな子供が出てしまったりすることもあり、顧客に「この事務所、本当に大丈夫なのだろうか?」と思わせてしまう一因にもなります。

些細なことに思えるかもしれませんが、こうした現象は、自宅と事務所の区分が明確になされていないことを連想させるため、行政書士に個人情報や会社の機密情報を預ける顧客としては、仕事を依頼することを躊躇してしまう原因にもなりかねないのです。

ただし自宅兼事務所の場合でも、戸建て住宅の一部を改造して、あるいは離れなどを建造して事務所を分離し、看板などを掲げてあれば、状況は賃貸事務所と変わらず、更に、「通勤時間が無駄にならない」などの自宅事務所のメリットも享受することができます。





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