事務所を賃貸するメリットとデメリット

では、事務所を賃貸する場合のメリットとデメリットは、どのようなことでしょうか?当然ですが、概ね、自宅開業のメリット・デメリットと反対のことになります。先程お話ししたことの逆を考えればよいのですが、ざっとまとめてみましょう。

まず、事務所を賃貸する場合のメリットは、「見込み客に信用されやすい」ことです。

自宅の一室を事務所にしている人の場合、見込み客に、「この事務所は本当に稼働しているのか?」と思われる心配があります。「儲かっていないから、余所に事務所を借りられないんじゃないか?」つまり「儲かっていないのは、業務力がないからではないか?」と思われてしまう懸念があります。

それに対して、事務所を借りて開業している人の場合は、「おお、仕事ができそうだな」と見込み客に思わせることができます。立地の良い事務所であれば、尚更です。「こんな場所で事務所をやっていられるのだから、この行政書士は実力があるのだな。信頼して大丈夫だな」と思ってもらえることは、大きな利点です。

しかし、デメリットもあります。それは、経費がかかることです。

まず、事務所を賃貸する場合は、権利金や礼金だけでも莫大な額になります。一般の居住用住宅では、敷金も礼金も、せいぜい2ヶ月分ずつくらいですが、事務所を賃貸する場合は、その数倍以上の費用がかかることも多く、出費がかさみます。

また、毎月の賃貸料もかかります。行政書士事務所の経営が軌道に乗ってしまえばよいのですが、開業したてで仕事がない頃は、毎月の賃貸料の出費はかなり応えるものです。

更に、自宅から事務所への交通費がかかります。東京都の場合を例にとれば、八王子市に自宅がある人が神田駅近くに事務所を借りた場合、1ヶ月の定期代は2万円を超えます。

サラリーマン時代は、「通勤費は会社が出してくれるもの」だったので、この交通費を考えに入れていない人がなかなか多いようです。

このように、事務所を賃貸して開業する場合は、意外な費用がかかるものなので、多めに資金準備をして開業した方がよいでしょう。





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